医師について
加洲 保明(院長)
充実した医療サービスをめざし、町民の 皆さまに信頼される医療を提供していきたいと思います。
当院は旧一本松町の唯一の病院として、地域医療に貢献して参りました。しかし、時代と共に医療が高度化する中での医師不足のため、平成13年からは3名の医師が60床を担当する療養型病院として現在に到っております。
幸い近くに県立南宇和病院があり、急性期の患者・重症患者は県立南宇和病院、慢性期の患者は当院で入院・療養との機能分担がなされてきました。
しかし、最近は南宇和郡のみならず南予地域全体で医師不足の状態です。このため、医療圏を広くとらえ、地域医療機関との適切な機能分担と密接な連携を通じて、充実した医療サービスをめざし、町民の皆さまに信頼される医療を提供していきたいと思います。
今後も町民の皆さん方の一層の御理解と御支援、御協力を切にお願い申し上げます。
嶋本 純也(副院長)
総合診療科(かかりつけ医)として小さなお子さんからご高齢の方まで幅広く診療致します。
【地域の方へ】
総合診療科(かかりつけ医)として小さなお子さんからご高齢の方まで幅広く診療致します。スーパードクターのように目立った技術はございません。専門科をよく問われますが、一人の個人としての「あなた」の専門です。皆様もお住いの近くでかかりつけの医師を是非作りましょう。
金曜日不定期で、かかりつけの方を中心に「遺族外来」を行うために、現在準備を進めております。開始しましたら改めてお知らせしますので、ご希望の方は直接当院まで連絡をして下さい。スケジュールを調整致します。
【医学生、研修医、医師の方へ】
当院では外来診療、療養を中心とした60床の病棟管理、小外科、上部内視鏡検査、学校医、定期訪問診療、グループホーム回診、障害者施設回診、産業医回診を行っております。
私自身、地域医療を実践しながら世界基準の勉強を行うためにオンラインで米国大学院公衆衛生プログラム(年数回は渡米)で勉学に励んでおります。
年齢や職種に問わず、米国留学もしくは在日本米国海軍病院に興味がある方などは是非見学にいらして下さい。日本の医学教育システムを勘案すると大学や大きな病院では継続した患者さんの見方、学校医、訪問診療、在宅の看取りの仕方は学ぶ機会が少ないかもしれません、ぜひ愛南町にお越しください。
一方で地域にいながらアメリカの資格取得に興味がある方も是非いらしてください。今後は医師だけでなく看護師さんや公衆衛生に興味のある一般の方も資格を保有すべき時代が来ます。
【医師プロフィール】
高知県生まれ。
2008年 自治医科大学卒業。以後、地域医療に邁進する総合医として各地で活躍。
主な経歴・学歴
2008年:自治医科大学医学部 卒業
地域医療に9年間従事
2018年:アメリカ海軍病院(United States Naval Hospital Yokosuka)フェロー
2018年:Harvard T.H. Chan School of Public Health「PPCR(臨床研究実践講座)」修了
2020年:Emory大学 Rollins School of Public Health(予防科学専攻)
公衆衛生修士(MPH)取得
2020年:国際公衆衛生師(CPH)認定
2021年:アメリカ健康教育師(CHES)取得
2021年:国際公衆衛生師 CPH Task Force メンバー
2023年:愛媛県立医療技術大学 臨床教授 就任
2024年:国際医療福祉大学大学院 医療福祉経営学 博士号取得
〇現在の活動
総合内科専門医、プライマリ・ケア指導医として外来・在宅医療に従事
学校医(自らの子ども3人も在学)
訪問診療医・産業医として地域医療を支援
【資格】
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日本プライマリ・ケア連合学会 指導医
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日本内科学会 総合内科専門医
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厚生労働省 麻酔科標榜医
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日本医師会 認定産業医
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日本禁煙学会 指導医
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公衆衛生修士(Master of Public Health, MPH)|米国 Emory大学
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国際公衆衛生師(Certified in Public Health, CPH)| 米国 National Board of Public
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Health Examiners
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アメリカ健康教育師(Certified Health Education Specialist, CHES)| 米国 National
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Commission for Health Education Credentialing
【趣味】
旅行
【現在の活動】
総合診療医として、年齢・疾患を問わず幅広い医療を提供し、地域のさまざまなニーズに応じて活動しています。
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外来診療(一般診療)および在宅医療に従事
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学校医(小中学校)として児童の健康管理を支援
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産業医として職場の健康と安全の確保に取り組む
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予防接種・健康教育(成人・児童)に関与
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救急医療対応や特殊技術を要する診療(例:内視鏡等)も実践
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介護保険審査会委員として制度運営にも参画
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医療経営にも関与し、地域医療機関の運営に助言
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へき地診療(例:福浦出張診療所)において、アクセス困難地域での医療提供を継続
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オンライン教育や国際的な医療教育活動にも従事



芝田 貴裕(副院長)
地域の皆さんが来てよかったと思われる診療をめざします。
【地域の皆さんへ】
私は愛南町城辺に生まれ1978年に県立南宇和高校を卒業後、東京の大学に進学いたしました。その後は関東を中心に医療をおこなってきました。専門は循環器病学です。主に虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)、心不全の患者さんを診てきました。2025年3月に東京の病院を定年退職し故郷の愛南町国保一本松病院に帰ってきました。
心臓疾患の特徴は症状が出たらすぐに治療をしなければならないことでした。
そのような重篤な疾患になる前には予兆があることが多いです。
その予兆をしっかりと察知して治療にあたっていきます。胸痛、胸の違和感、動悸、息切れのある方はぜひ一度外来に来てください。
また地域の皆さんの心臓疾患の予防、治療を行っていくとともに生活習慣病の予防、治療もおこなっていきます。
地域の皆さんが来てよかったと思われる診療をめざします。
私が愛南町に住んでいたのはほぼ50年前です。50年前と比べ愛南町は変わってないところも変わったところもあります。しかし住んでる人の温かさは50年前と変わらないと実感してホッしています。
どうぞ今後ともよろしくお願いします。
【医師プロファイル】
1978年 県立南宇和高校卒業
1979年 東京慈恵会医科大学入学
1985年 東京慈恵会医科大学卒業
2009年 東京慈恵会医科大学附属第三病院循環器内科部長
2019年 東京慈恵会医科大学循環器内科教授
2024年 第43回東京CCU研究会会長
2025年 愛南町国保一本松病院勤務
【資格】
日本内科学会認定内科医
日本循環器学会専門医
日本超音波学会認定専門医・指導医
日本医師会認定産業医